ベトナムは南北に長い地形のため、大きく【北部】【中部】【南部】の3つのエリアに分けられます。すべて行けたらベストですが、取れる日数が限られていて、どこか1つに絞らないといけないこともありますよね!
今回は、エリアごとの大まかな特徴をご紹介するので、目的地の決め方の参考にしてみてください!
【北部】世界遺産「ハロン湾」を見たい!

ベトナムに行くなら超有名なハロン湾は外せない!というあなたは、【北部】にあるベトナムの首都ハノイを拠点に回りましょう!ハノイ市内には、由緒ある寺院や、フランス統治時代の洋館や教会が多く残されている一方で、古い街並みと融合したお洒落なカフェやレストラン、可愛いベトナム雑貨を扱うお店も増えています。市街地にあるホアンキエム湖を中心に特色あるエリアが広がり、街歩きするだけでも楽しめるでしょう。
ハロン湾は、ハノイから陸路で2時間半~3時間程度で、日帰りで行くことができます。ハロン湾のメインディッシュはクルーズ船に乗って絶景や洞窟を巡るクルーズツアーで、ハノイから送迎付きの日帰りツアーが多く出ています。クルーズ船で一泊二日するリッチなツアーも人気です。
さらに、世界遺産好きのあなたであれば、2014年に世界遺産となった「チャンアン複合景観」のあるニンビンも要チェックです。ニンビンも、ハノイから列車やバスで2時間程度の距離にあり、日帰りで楽しめます。見所の多いニンビンですが、中でも「陸のハロン湾」とも呼ばれるチャンアンやタムコックの、風光明媚な景色の中を手漕ぎのボートで巡るツアーが人気です。同じ石灰岩から生まれた地形の「ハロン湾」と「陸のハロン湾」、せっかくなら一度に楽しんでみてはいかがでしょうか。
【中部】世界遺産の街並みやランタンの雰囲気を味わいたい!

色とりどりのランタンが灯っている写真を見て、興味を持ったことがあるのは私だけではないでしょう。
ランタンで有名なのは、【中部】にあるホイアンという街です。街の至る所でランタンは見られますが、特にアンホイ島のナイトマーケットにランタンが並ぶお店があるので、ぜひ訪れてみましょう。ホイアンの街並みは世界遺産にも指定されおり、中には日本と中国の建築様式がミックスされた興味深い建物も残っています。昼間はもちろん、夜の雰囲気まで楽しめるのがホイアンの魅力です。
ホイアンはダナン中心地から約1時間の距離にあります。ホイアン観光と併せてダナンを観光するのもおすすめです。ダナンはリゾート地として有名ですが、元々、港町として栄えてきた活気ある街で、ホイアンとは違った雰囲気を味わえます。中心部にあるハン市場でアオザイをオーダーメイドして、お気に入りのアオザイを着て観光をするのも素敵ですね。
さらに、ここベトナム【中部】は、かつての王国時代の中心地であったり、100年以上に渡り王朝の都が置かれていたなど、歴史的にも重要なエリアです。王国時代の遺跡「ミーソン遺跡」はホイアンからも比較的近く、数々の遺構から長い歴史を感じ取ることができるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
【南部】ベトナムパワー溢れる街でショッピングやグルメを楽しみたい!

ベトナム最大の商業都市であり、ショッピングやグルメを楽しむなら間違いのない、大都市ホーチミンは【南部】にあります。ホーチミン中心部には高層ビルや近代的なデパートなどが立ち並ぶ一方で、フランス統治時代からの建物もわずかながら残る、新旧混在した街並みが見られます。道路には車やバイクで溢れかえっていて、活気あるベトナムらしい光景も健在です。
見所としては、お土産や雑貨、衣料品から食料品までなんでも揃う「ベンタイン市場」や、昨年、世界で最も美しい郵便局の一つにも選ばれた「サイゴン中央郵便局」などが人気です。気候はまさに熱帯で、大きく分けて乾季と雨季がありますが、雨季でも午後に1~2回、1~2時間程度の強い通り雨が降るだけなので、季節を選ばず旅行に行けるのも魅力です。
さらに、ここ【南部】の中でもホーチミンより西側の地域は、肥沃で広大なメコンデルタに位置します。特にメコンデルタ最大の都市カントーは、実り豊かな産物が並ぶ活気のある町で、屋台などのローカルなベトナムも楽しめます。早朝に最もにぎわう水上マーケットは、ぜひ前泊してにぎわいのピークに訪れたい場所です。
まとめ
今回は、ベトナムの代表的な観光地を【北部】【中部】【南部】に分けていくつかご紹介しました。あなたはどのエリアに最も惹かれましたか?
ベトナムには日本とは全く違った街並みや文化があるので、どのエリアを訪れたとしても、ベトナムらしさを味わうことができるでしょう。ただ、その中でも自分が興味のあるものや好きなものを旅のハイライトとして置くことで、あなたの旅をより満足度の高いものにできるはずです。ぜひこの記事を参考に、あなたなりの基準でエリアを絞ってみてくださいね!
他の記事では、地域ごとの具体的なプランの組み方や、短期間でメインだけを周遊するプランなどもご紹介しますので、お楽しみに!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。